なのはたん9歳に会ってきた(2010/01/24)


 視てきた新鮮なうち感想を…と、これは「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」の超ネタバレ感想です。本当に完璧なるネタバレ。最初から最後まで全部ネタバレなので、今後視ようと少しでも考えてる人は読まないで下さいね。































 ストーリーはTV版と比べて大筋で同じ。時系列も変化無かったですね。悪く言えば総集編。でもそれを全て新規映像で2時間でまとめたのだから、TV版全く知識がなければ無理なく分かりやすい話になっていたと思います。まあ一点だけ説明不足な感じがあったところはあるけど…気になんなかった人なら気になんないエピなのかな。

 全体的にTV版なぞっていたものの当時は明かされてなかった(設定になかった?)補足が多く入ってますね。最初の戦闘で遠距離特性の素質を出したり、ゆえにレイジングハートにトリガーつけちゃったり、フェイトを助けるために命令無視したことを不問にする理由が明確になっていたり、後の白い悪魔と言われる所以の強靭さの表現とか、スターライトブレイカーがなぜ切り札なのかとか…ていうか、あんな危ないもの花火代わりにポンポン撃ってたのか。あとサウンドステージでしか出なかったリニスさんのエピが追加されてましたが、なんかこんな人いましたよ紹介で終わったのはちょっと残念。バルディッシュ製作秘話とか欲しかったです。

 逆になくて残念なエピ。温泉回…じゃなくて、内緒で危ないことをしていることを、家族や友達に心配される、その上で確執が生まれ、最後に和解する流れがホトンドなかったのがすごく残念でした。フェイトとの友情も大事だけど、こっちの友情も作品全体で重要だと思っていたんですけどね。いや、アリサちゃんの出番が少ないから不満というわけじゃないぞ。確かにくぎみー病だけどさ。
 家族愛に至っては…家族誰一人声発して無いじゃん。そりゃ確かに以後の作品では出番なくなってるけどさ。家族愛ももう少しさ。「お父さんはお父さんだからな」は欲しかったんですよ。そういや別のところで改変されて家族愛が生まれてました。プレシアさん気づくの遅かったって…次女だと思えば許せたってことなのかな。結局思っただけなので、今後のフェイトには影響ないんですけどね。

 それと多分今回の目玉の戦闘シーン。やっぱスゲかった。最初のジュエルシード戦のカクカク感にはこれ別の意味でやばいんじゃないのと心配しましたけど、フェイト戦からはだんだん良くなってきて、フェイトとの最終決戦は何コマ使ってんだ?と言うくらいグリグリ。弾のよけ方もどこのガンダムだと。そんで前述のスターライトブレイカーですよ。今の魔法弾の演出を結集させたとても恐ろしいものでした。

 最後に曲の使い方。まず残念だったところ。やっぱり最後の「PHANTOM MINDS」ですよ。やっぱこの曲って盛り上がる曲だと思うんですよ。ラストで「My wish my love」で良い終わり方だなと思ったところで取ってつけたように「PHANTOM MINDS」流されるのはちょっと…これ無理してでも最初に流せなかったかのかしら。
 前述の通り「My wish my love」は最高でした。実は初聴きというのがアレですが、なのはのEDらしくて良いですね。実際TV版と似た構成の終わり方だったし。あと分かってたけどやっぱ燃えた「Don't be long」2番と同時に乱入するところはさすが分かってるぜと言うしか。
 それとTV版のOP、EDもインストアレンジで使われてました。「innocent starter」はフェイトが手当てしてもらってるところ…だったかな?「Little Wish~first step~」はラストのリボン交換辺りで。特に「Little Wish~first step~」はいいアレンジだと思いました。でも最強はフェイトを助けに行くと決意するところでかかった「Flying high!」か。ていうか卑怯!ここは卑怯すぎますよ!

 ということで結論としてはとても面白かったです。2時間ホントあっという間でした。でもしかし、つくづく知識無しで見たかったなと。まあ知識無しの人は公開初日に真夜中フラフラと見に行かないと思うんですけどね。というか女性一人もいなかった。そりゃ真夜中にカップルで視る映画じゃないけどな。










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