ぼんぼり祭り-石川・福井・富山2泊3日-(2011/10/08)


今回の旅行のキッカケ
 「花咲くいろは」というアニメがあります。最近はやりの地方を舞台にしたアニメなわけですが、その劇中に架空のお祭り「ぼんぼり祭り」というものがあります。

 その祭りをなにを血迷ったか実際にやってしまおうという素っ頓狂な企画があがりました。しかもそのアニメの舞台で…なんかぼんぼってきた!(←用法間違ってます)

 そんなわけで石川県まで飛ぶことになったわけですが、折角の遠出。ついでに他の舞台も見て回ろう!ということで終止舞台探訪モードで行ってきました。


1日目(土)
 今回の同行者は毎度おなじみ(ひ)さん。舞台探訪はこの人がいれば事前調査がいらなくなるので、今回も気楽に当日を迎えました。地元の駅で電車を待つ間にスマホで待ち合わせのチェック…あれ?バッテリー残量警告?あれ?いや昨日充電したよね確実に…

 まさかのバッテリー吹っ飛び。このタイミングで来るか!しかしこれって相当ヤバイんじゃね?まず飛行機のチケットは(ひ)さんがまだ持ってる。つまり搭乗前に必ず(ひ)さんと合流するしかない。しかし、スマホはこの通り。電話番号は…このスマホにしか記述がない。まずい非常にまずい。

 いやいや待ち合わせ場所が羽田の搭乗口。ANAに乗るのも分かってるからそこまでは大丈夫。あとは現地でしらみつぶしに…最悪呼び出してもらうしか…そんな悶々としたことを1時間ほど考えながら羽田着。モノレール口から中央口に向かってきょろきょろ歩いて。3分で見つかった!よかった!やっぱ背が高い人は分かりやすい!

 そんなわけですんなり合流できました。いやはや今回の旅で一番疲れたわ。その後は荷物検査も終わり待合室で肉まんもぐもぐ。これがやっと朝飯。まあ、さっきまでおなか減ったとか言える状態じゃなかったしな。

 余談。実は中央口待ち合わせって書いてあった。そこまでちゃんと読んでればここまであせることもなかったろうに。スマホって便利ですけど、それがないとどうにもならなくなるね。次回からちゃんと保険かけておこう。


 飛行機内では特に話すことは…隣の席人も同類だったくらいか?堂々と声優雑誌見てたのでこっちも気兼ねなく(ひ)さんとオタ話してました。んで、1時間ほどで能登空港着。やっぱ飛行機速えー!(ひ)さんが車レンタル合間に能登空港を写真に収める。

 あと永井豪記念館の看板もあったのでそれも…まるでマジンガーの黒は輪島塗と錯覚しそうな看板だな。

 車を借りて早速向かうのは穴水駅。ここは直接舞台とは関係ないですが、舞台となってる列車の終着駅だしね。その列車のアナウンスCDも売るということで(ひ)さんがホクホクと買いに行ってた。

 ここに止まってるのがその列車みたいです。今回は「ぼんぼり祭り」仕様ということで「ぼんぼり祭りエンブレム」が飾られてました。そんなわけで一枚。…えと、今写真見てて気づいたんですけど、これ運命の出会いだったんですね。それは後述で。

 穴水終えて続いて向かうは和倉温泉。途中、能登島を通過するルートを通る。ウン年振りの能登島カウンターは健在でした。381…あいかわらず少ない。んで、そのまま能登島を抜け和倉温泉着。

 温泉なので風呂だ風呂!といつもはなるんですが、今回はそれより優先する場所があるので移動。まあ足湯なんで、そんな離れてるわけじゃないんですけどね。

 ここは「花咲くいろは」とコラボした柚子サイダーのラベルになっている足湯…そういや足湯に入ってるラベルあったな。それを置いとくとしても景色もいいし、いい足湯でした。その後ウン年振りの和倉駅を写して…ここ「痕」の舞台だったのにその時はスルーしちゃったんだよな。ということで今回は確実に。

 続いて七尾駅。こっちも舞台となってる列車の終着駅。全長33.1kmと短い路線なので。そこでもう一人の同行者(は)さんと待ち合わせなのですが、その前に昼飯。だって(は)さん優雅に車内で駅弁食べてるらしいし。ということでこっちも優雅に昼からカウンター御寿司。なんかシャリがぱさぱさだったけど、ネタはとてもおいしゅうございましたさすが地産。

 七尾駅で(は)さん合流。そのまま今度は西岸駅へ。ああ、今回も途中、能登島通過しました。やっぱ能登に出入りするのは何度やっても気持ちがイイ…橋の話ですよ。

 西岸駅到着。ここは「花咲くいろは」の舞台の最寄り駅。しかもこの鉄道会社がコラボして駅の看板まで変えてしまったことで有名な駅です。

 そんなわけで、やっぱりここはその手の人たちで賑わってる。にしても多すぎる。なんで?とか思ってたらちょうど列車が来てたみたい。これはラッキー!ということで色んな構図から写真を撮る。

 ところがこの列車、全然出発する気配がない。ならば中も撮っていいか車掌さんに訊いてみる。いいですよと快い回答。おおう訊いてみるものだ!ということで中も…誰も乗ってない。

 さすがに違和感感じて外に出て今更ながらに貼ってあるラベルに気づく「団体専用」…だと?これはどういうことかともう一度車掌さんに訊いてみる。どうやらこの列車、有志が今回の為に借りたものだということです。なるほどだから特定の駅に長時間停車もできるし、看板と一緒に撮りたいから少しバックさせてとか無理が言えるのですね。そして言われて気づいたのですが、この列車細かい小ネタがちりばめられてました。

 これとか

 これとか

 これとか

 しかし一番驚いたのはこの列車の貸し切り料金が3万円だったこと。3万円って…そんなお手軽な値段だったのか。それなら自分もそのうち…いや無理だな。貸切することはできても、こんな小ネタ用意する情熱はさすがに…借りた人はさすがだと思いましたまる。
 
 西岸駅終わって今度は能登中島駅。こっちは学校の最寄り駅ですね。



 しばらく駅にいたら列車が来た…あれ、これもしかして?と思ったらさっき西岸駅に止まってたやつだった。なんて運命的な…と一瞬思ったんだけど、よく考えたら隣駅だものな、そりゃ来るさ。ていうかこの列車、写真整理してから気づいたんですけど、穴水駅で泊まってた列車だったわ。うーんここで気づいてたら、七尾駅で到着待ちするのも面白かったな。

 ということで「花咲くいろは」の舞台はここでいったん中断。これから普通の観光をします。まずは気多大社。ここに来るのは2回目ですが、ここって縁結びの神社で有名だったのですね。前回はそんなこと知らなかったから適当に流したけど今回は…特に何もないので適当に流す。

 続いて羽咋駅。ここもアニメの舞台と無関係。相撲の銅像があります。

 全くチェックしてなかった場所なんですが(ひ)さんが勧めるからには相撲以外にもなにかネタがあるわけで…それがコレだった。

 ???ワケわかんない。

 とか

 とか

 とか、もうジョジョで町おこしとしか解釈できないんですけど。

 でも一番不可解だったのはコレだった。

 実はストーンヘンジってことなんだろか。

 そんな謎を残しつつ、今度は千里浜。ここにも不可解な砂像が…ワンピース?

 それはさておき、この千里浜も前回来たことあるんですよね。でもその時は生憎の曇り空、マイカー一人旅だったので走るの躊躇いました。でも今回は男三人なので何かあっても大丈夫だろうということで砂浜走りに挑戦。おおうこれは気持ちいい!また海が夕日に映えておにゃのこと二人で行ったらロマンチック街道まっしぐらだろコレ。でも今回は男三人なのでそんな雰囲気にならず…なっても困るが。

 終点にて白貝を食べつつ日の入りを眺めて今回の観光は終了。

 …あれ?まだ終わりじゃなかった。その後、日もとっぷり暮れ。金沢到着。ホテルで荷おろし後はバスにて香林坊へ。酒入るからな。車じゃ移動できん。香林坊着いてまずは「花咲くいろは」で街で買い物する回で出発地点になった場所から俺らもスタート。そんで夕飯は彼女たちがランチをとったところで…なんか貸切になってて入れなかった。じゃあ建物だけ。

 さて、これからどうしようかということで、(ひ)さんお勧めの居酒屋さんで。なんか人気店らしい。人気店なので待ちがいっぱい。いつもなら早々に諦めるところですが、今回は待ってみる。旅行先だからね。ほいほい行ける場所じゃないし。

 正味30分くらい待って入店?1時間待ってたか?でやっと夕食にありつけたわけですが…うわっさすが人気店。のどぐろの焼き物がうまい!日本酒もうまい!そして鰤の焼き串ですよ。これが絶品!今まで食べた焼き魚で一番うまかった。なんか酒の勢いもあって語りまくってたような気がする。うざくてスマンかった。でもうまかった。大切なことなので2回言いました。



2日目(日)
 朝は金沢駅前ホテルから。今日もいい天気。とりあえず朝風呂して、湯上りにはコーヒー牛乳。

 朝食は近江市場の海鮮丼で。うわっ!ここもめちゃ混んでる。他の店にしようと思うも開店してるのはここしかなく、待つことにする。今回も30分くらい待って、朝食にありつけました。味は…おいしかったけど、昨日の鰤とか食べた後だとな…な感じ。

 朝食終わって、ここから(ひ)さんとは別行動。(ひ)さんは湯涌温泉の「ぼんぼり祭り」に併せて行われるイベントに二つも当たった幸せ者だからな。そうじゃない自分と(は)さんはこのまま福井県に行ってみることに。

 まずは福井県といえば東尋坊。ということで東尋坊へ。ここも前回来たことあり。その時は夏の日の入り間近で人もまばらで感傷に浸れる感じだったのだが、今回は…なにこの人の数?なんかこれぞ観光地!というテンプレートをまざまざ見せ付けられた。ああ、でもこれが本来の姿なんだね。そんな感じなので一般の人向けのお土産はここで買う。東尋坊饅頭とか分かりやすいじゃないか!饅頭作ってるところが石川県だけどそんなのぜんぜん気にならないぜ!



 東尋坊終わって福井市へ。ここから舞台探訪タイム。今回は「GA」こと「GA 芸術科アートデザインクラス」です。まずは学校。学校と言えば無関係のおっさんが入れない施設。場合によっては通報されかねんからな。「ハルヒ」「かんなぎ」「"LOVe"」と遠目からの写真で終わった学校写真。今回もそんな感じで…と思ったら、あれ日曜日なのに賑わってる。まさかの学園祭やってました。これはラッキー!ということで大手を振って中に入る。なんか守衛さん立ってたけど何も言われなかった。ビバ!学園祭!チケット制とかじゃなくて良かったと内心ホッとしていたのは内緒だ。

 で、中に入ってしまえばこっちのもん!間近で風見犬の校舎を撮りました。ああ、アニメではハニワなんですよね。でも原作は風見犬なので間違いなし。

 後は校舎入口撮れれば…と思いつつ歩くもそれらしき建物がない。替わりに夢殿見つけた。なんで奈良の法隆寺にあるアレがここにあるんだろう?と思って後ろを見たら正倉院があった。今回ワケ分からんオブジェが多いな。

 結局、校舎入口が見つからず、ちょっと学校外周を車で回ったらちょうど反対側にありました。ああ、でもこっちからは入れないんですね。実際中からでもここまでたどり着けるのか微妙だったので門外から撮る。結局いつもと同じか。

 学校終わって美術館

 画材屋さんを撮って市街は終了。

 そこから永平寺方面に途中路面電車とすれ違いながらキョージュの家の最寄り駅である松岡駅を撮って舞台探訪も終了。

 お昼は福井名物、越前蕎麦かソースカツ丼と考えてたら松岡駅への通り道に両方扱ってる飯屋さんがあったのでそこで…えと、味はこんなものかなということで。この時あまり心に余裕がなかったのもあるのかな。

 お昼も食べ終わったら、あせり気味に金沢市に戻る。なんであせってたのかというと、(ひ)さんレポで湯涌温泉が尋常でない人だかりという書き込みを見たせい。これもしかして入場制限あるんじゃね?というわけです。

 金沢到着。早速ホテルに車を預け、湯涌温泉行きのバス停に…あんまり人並んでないじゃん。取り越し苦労かな?と思ってたら、その後どんどん人が並んでいって、バスが来た頃には自分の前の列の3倍は後ろに並んでた感じに。よかったこのタイミングで並んでいて。実際、このバスで座れるとは思わなかったしね。結構ギリギリだったけど。

 てことでついに着いたよ湯涌温泉。

 今回のお祭りの元となる神社。



 お焚き上げ会場



 そこから階段上って喜翠荘…がかつてあった場所。

 建物は無いですが見下ろした風景はそのまんまだった。

 せっかくなのでココでサイダーをいただく。

 坂を下りて福屋さんは…ありますよ。名前は違うけど。

 一通り撮り終わった後はアニメで出たオムライス食べたり

 原画展見たりとまったり…これがよくなかった。





 「ぼんぼり祭り」本会場に戻って驚く。人集まりすぎ。これは祭り見るの無理じゃね?と思いながら待つも…やっぱり無理でした。お炊き上げの入場制限早すぎです。仕方がないので早々に金沢市街に戻る。ま、まあ舞台探訪に来ただけと思えばね…ちくしょう。

 一応、祭りの主役の女の子は撮れたけど…すごいピンボケだな。



3日目(月)
 朝は金沢駅前ホテルから。今日もいい天気。とりあえず朝風呂して、湯上りにはコーヒー牛乳。

 朝食は近江市場の白魚天丼で。今日は午前9時到着なので、開いてる店も数件。観光客も分散しているのかすんなり入れました。かき揚げっぽいけど魚の味しっかりしてうまー!白魚の刺身もうまーでした。

 そして(は)さんとはここでお別れ。今回はお疲れ様でしたと金沢駅にお送りする。ついでに金沢駅も写真に撮ったりする。

 さて、ここからは最後まで舞台探訪です。まずは金沢大学。ここは「Angel Beats!」の舞台ですね。作品自体は学校敷地から一歩も出なかったので、ここだけで終了できてしまうお得な…学校でけー!

 まあ怯んでもしょうがないということでぐるっと一回りしながらそれらしきところを写真に収める。うーんさすが休日の学校だけあって静かだ。同じオーラを持った人たちも一組しか見当たらなかったし。でもEDの橋とか音無くん手の平返しの階段とかそのままで結構楽しかった。







 続いて「true tears」探訪のため城端へ。金沢大学から高速乗るのが早道かと思ったけどナビは一般道の山越え選んでた。山越えというと酷道というイメージ強かったけど、しっかりした道だった良かった。そんなわけでスムーズに城端に到着。公営の駐車場が見つからなかったので舞台の一つであるスーパーに車を泊めさせてもらう。しかしこのスーパー…いやなんでもない。

 ここから町内一回り。こっちは「花咲くいろは」と関わりが強いだけあって、同じオーラを持った人も結構見かけました。









 城端終われば次は五箇山!…と行きたかったんですが、時間の都合上断念。このまま高岡市に向かいます。高岡市といってもここの主目的はあいちゃんのお店。まあ、あいちゃん焼きじゃなくてたこ焼き屋なんですけどね。着いたのはお昼ちょっとすぎだったのでここで昼食。たこ焼きだと侮るなかれ、一つ一つが大きいので6個も食べれば十分。8個はちと多すぎた。そんでホクホクして美味しかった。



 しかしこのお店推しが強いですね。

 …
 ………
 ……………
 …………………
 true tearsの舞台は富山!

 あいちゃんのお店を出て隣の公園へ。ここは眞一郎が乃絵に穢れていると言われて浄化された噴水がある場所。なので、そこだけ撮って終了。近くの神社へお参りも無し。うーんいかにも舞台探訪だ。ゆっくりするという考えがない。

 そんなわけで高岡市終了。ラストの舞台は富山駅へ。えーと富山駅は「true tears」の舞台ではないです。
 …
 ………
 ……………
 …………………
 ゆるゆりの舞台は富山!

 これだけのために富山駅。ゆるゆり、他の背景は富山じゃないしね。

 そんなわけで飛行機の時間も迫ってきたので舞台探訪終了。飛行機に乗って一路東京に戻ってきましたとさ。

 今回はお祭り中心だったとはいえ、結構今まで回収してなかった舞台を見ることができたので充実した探訪になりました。でもまだ細かいところ見逃してるのもあるので、もう一度くらいは行きたいな。P.A.WORKS早く次の町おこしアニメやらんだろうか。

おまけ
 東京帰って夕食は東京駅の洋食屋さん。ヤベここのハヤシライスめちゃくちゃ美味い。それ相応のお値段だから今後気軽に行けるところじゃないけど、懐あったかい時にまた行こうっと。











PAGE TOP